『マスコミ セクハラ白書 』を出版した理由
メディアで働く私たちも当事者だった
テレビ局の女性記者に対する財務省幹部のセクシュアルハラスメント事件をきっかけに、
告発した女性記者を孤立させてはならないという思いで、2018 年5 月、全国の新聞、通信、放送、出版、フリーランスで働く女性たちのネットワーク「メディアで働く女性ネットワーク(Women in Media NetworkJapan:WiMN)」が結成されました。
「WiMN」の活動は、性暴力やセクハラなど性差別の深刻な問題を伝える側にいる女性記者たちも、取材相手からのセクハラ、メディア業界の男性優位と職場でのセクハラ、性暴力やセクハラ報道に女性の考えがなかなか反映されないなど、問題の当事者であることを抜きにしては伝えられていないと自覚して始まりました。
そして、2020 年に「WiMN」は『マスコミ・セクハラ白書』を出版しました。
著書は、第一部「私たちのこと」、第二部「コラム」、第三部「メディア・アンケート」で構成され、第一部では、記者がお互いに被害経験を話し合い、性暴力被害の当事者として語ります。
今回の公開講座は、『マスコミ・セクハラ白書』に編集者兼著者として関わった佐藤直子さんをお招きし、出版に関わって思ったこと、メディア職場が抱える問題点、また「WiMN」の設立と活動を始めて感じたことなどをお話しいただきます。
● 日時 2020 年11月24日 ( 火)
18 時30 分 ~21 時
● 場所 ドーンセンター・4F 中会議室2
( 大阪府男女共同参画・青少年センター)
● 報告 佐藤 直子さん
(東京新聞記者、WiMN 世話人)
● 会費 1000 円
*参加は女性のみ *維持会員の方は無料です。